2021.4.22
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【現役薬剤師 / 取材記事vol.2】新型コロナ現場の声

 コロナウイルスによる感染症拡大により、私たちの生活は大きく変化致しました。中でも医療の現場では、現在も緊迫した状況が続いており、リアルタイムで医療機関全体が感染対策や組織構築などを行っております。

 テレビでは「夜勤帰りのタクシー乗車を拒否された。」「家族が身の狭くなる思いをしている。」などと報道され、医療職に対して世間の目が厳しくなったこともあるかと思います。

 pharmastaでは、現場で働く薬剤師の方々のリアルな話を伺い、精神面・経済面・私生活の3つの観点から生活の変化について伺っていきます。

 他の薬剤師の方々がどのような気持ちを抱きつつ仕事しているのか、他の医療機関の現状は一体どうなっているのかなど、参考にしていただけましたら幸いです。

 今回の取材させて頂いた方は、薬剤師として薬局でも勤務しつつ、旅ヨガインストラクターとしても活躍されているyukoさん(https://www.instagram.com/yuko_s_worldyoga/ )を取材させて頂きました。コロナウイルスによる現場の影響についてお話を伺っております。

 今回の記事はインタビュー形式で作成しておりますので、下記インタビューの様子をどうぞご覧ください。

医療系ライターけいた

 本日はインタビューにご対応いただき本当にありがとうございます。よろしくお願い致します。  まず最初にお伺いしたいところが、コロナウイルス流行により精神的な変化について、伺わせていただいてもよろしいでしょうか。

yukoさん

 そうですね。発熱の患者さんが来られたときは感染を警戒します。現場に立っていることについての恐怖感は特にないですが、患者さんの入れ替わりで感染させないよう、手洗いなどを徹底しています。  また患者さんも来店する際に、マスクをしている方もいれば、していない人もいて、そのあたりはこちら側でお声かけなどもしています。ご高齢者ならではですが、お会計の時にお札をペロッとしてから枚数を数える方も中にはいるので、そのような場面で感染の可能性はかなり高いのかなと思いますね。

医療系ライターけいた

 そうなんですね。ちょっとしたところに感染リスクが潜んでいるんですね。薬局としてもお声かけなどで感染対策をすることは、地域のためにもなりますもんね。

yukoさん

 そうですね。ですがコロナ期間中はやはり来店する患者さんが減りましたね。私はドラッグストアが併設している薬局に勤めているのですが、店舗で買い物する方は増えましたが、薬局に処方箋を持ってくる方は約半数くらいまで減った気がします。  ですが、これは1つ良い傾向でもあるのかなと思っていて、定期的に服薬が必要な糖尿病などの持病のお持ちの方は、自粛期間中でも来店されていましたが、必要以上に服薬をしていた方にとっては良かったのかなと。

医療系ライターけいた

 確かに、この期間で必要以上に医療機関へかかる方も減りましたもんね。見方によっては医療費の削減につながるような動きもあったということですね。

yukoさん

 はい。また小児の患者についても、風邪をひいて医療機関にかかる方が少なくなった印象もあります。おそらくコロナウイルスによる感染の対策を徹底しているため、風邪も予防することができているんじゃないかなと感じました。世間的にはとても良い傾向だと思います。

医療系ライターけいた

感染対策により体調不良を訴える方の全体数が下がっているということですね。  先ほど来店する方が少し減った印象とありましたが、薬局で働いている部分で給料面などの変化はありませんでしたか?

yukoさん

 特に減給などはなかったです。社員の方も特に下がることはなかったと聞きました。国からも手当が出ているみたいで、会社も運営体制が変わったとかはなく、安定した良い会社だなと改めて思いました。

医療系ライターけいた

そうだったんですね。病院などでは病棟を新設するために組織運営体制が変わったなどの声もありましたが、薬局だとそのようなこともなく、比較的落ち着いた状態でお仕事できていたということですね。  私生活面でもお聞きしたいのですが、プライベートでコロナの影響を受けたことなどありますでしょうか。

yukoさん

 そうですね。薬剤師の仕事以外の部分ですと、ヨガの仕事もしていたのですが、コロナの影響でスタジオが閉鎖になったこともあり、スタジオでの仕事を辞める形になりました。また、よく旅行へ行っていた中だったので、外出制限でとても窮屈な気持ちはありますね。外出を自粛することも必要ですが、閉じこもってばかりいる事も違うような気がしました。

医療系ライターけいた

 そうですよね。yukoさんは薬剤師以外の活動も積極的に行っていますもんね。

yukoさん

 はい。ですが、そんな中でもメディアからお仕事を頂くこともありました。最近では動画作成などでお声かけいただいたり、コロナ禍でも観光業界やホテル業界などからPRについてご相談いただいたりします。

医療系ライターけいた

 何かが無くなると、何か新しいものが入ってくるというのは、このコロナ期間でとても貴重な体験のような気もしますね。外出に関しても制限が多くなり、yukoさんはどのように捉えてますでしょうか。

yukoさん

 外出できないことは結構ストレスになってますね。外食もお店が早く閉まってしまいますし、気分転換が難しくなった気がします。世の中としても、本当に大変な期間を過ごしているなと思います。生活がマルっと変わってしまった方も少なくないでしょうし、1人1人が自分自身を見つめ直して、新しい楽しみや幸せを見つけ出さないといけないなと感じています。

医療系ライターけいた

 そうですね。制限が多くなると窮屈になって精神的にも滅入ってしまう人も少なくないでしょうし、自分で楽しみを見つけることが大事になってきますよね。  最後になりますが、同じように現場で働いている薬剤師の方へ何か応援のメッセージをいただいてもよろしいでしょうか。

yukoさん

 はい。今回のコロナウイルス流行は本当に大変なものだったと思います。変化することは、誰でも怖い気持ちになります。ですが、上手くいかなかったことや怖いものばかり見るのではなく、何か新しいことを始めることや、好きなことに挑戦するいい機会でもあるのかなと考えています。  何かにチャレンジすることを楽しんで、この期間を一緒に乗り越えていきましょう。

医療系ライターけいた

ありがとうございます。早くコロナの期間を抜けて、少しでもストレスが少なく生活できる日が待ち遠しいですね。本日はお時間いただき本当にありがとうございました。

まとめ

 以上がインタビューの内容になります。いかがでしたでしょうか?今回は薬剤師として薬局でも勤務しつつ、旅ヨガインストラクターとしても活躍されているyukoさん(https://www.instagram.com/yuko_s_worldyoga/ )を取材させて頂きました。

 薬局は地域を支える大きな役割を担っており、コロナ患者と直接関わることが少ない中でも、細かな感染対策が行われていました。みなさんも自身の感染には十分に注意して、この期間を乗り越えていきましょう。

ライター

 こんにちは、医療系ライターのけいたです。(Twitter:https://twitter.com/keita_lfu/ )普段はwebクリエイターとしてweb関連のあらゆることを担当し活動しております。また、hospassというメディアを制作しており、医療職の多様性についてもお届けしております。

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