2021.5.24
特集

【現役薬剤師 / 取材記事vol.5】CRAで働く薬剤師さんの実生活について

今回の企画は【実際に現場で働く薬剤師さんは、一体どんなことを考えて働いているのか】をテーマに、生活の仕方や将来について、お金についてどのように考えているのか、取材調査させていただきました。

 私たちの生活は今やコロナウイルスの影響もあり、将来を不安に思っている人も少なくないと思います。周りの友達や、他の薬剤師はどのようなことを考えて生活しているのか、気になることが多いのではないでしょうか。

 今回Pharmastaでは、そんな悩みを少しでも解決できるよう、日常のあらゆる項目について、生の声を取材して参りました!

 取材では主に

  • 職場での必需品、こだわりの仕事用具
  • 自分の過去の教本
  • 得意な業務について
  • オリジナルの節約方法
  • これからチャレンジしたい、してみたい投資や運用

などを伺っております。ぜひ今後のあなたの生活に役に立つよう、参考にしていただけましたら幸いです。

今回の取材させて頂いた方は、菊池遥香さん(Instagram:https://www.instagram.com/kurara_ruka/)になります。菊池さんは現在薬剤師免許を取得してから、臨床開発モニター企業(以下、CRA)に3年間勤めております。また個人で芸能活動も行っており、薬剤師インフルエンサーとしてもご活躍中です。

 今回の記事はインタビュー形式で作成しております。下記インタビューの様子をどうぞご覧ください。

医療系ライターけいた

では早速よろしくお願い致しますー!早速なんですが、現在はどのような生活をされていますか?

菊池さん

はい、よろしくお願い致します!私は今CRAという業種で、主に臨床治験のモニター企業で働いており、休日は芸能活動など行っています!

医療系ライターけいた

CRAで働く薬剤師さんなんですね!薬剤師の免許を持っている方の中では、CRAの職種は多いのでしょうか。

菊池さん

いえ、薬学部を卒業した時、同級生の中でも私だけがCRAに進んだので少ないと思います。(笑)比較的珍しい職種になりますね。

医療系ライターけいた

そうなんですね。そんな菊池さんに今回はたくさんのことを伺いたいんです。  初めになんですが、珍しい業種ということもあり、みなさんどんなことをするのか気になるのと思うので、具体的な仕事の内容を教えていただいてもよろしいでしょうか。

菊池さん

はい。仕事内容は、主に新薬を試験的に使用して頂いている医療施設とのやりとりをモニタリングして、治験が計画通り行われているか、経過はどうなのか、などの管理を行います。新薬の説明のために資料を作成することも多く、一般的な薬剤師とは全く別の働き方になりますね。

医療系ライターけいた

そうなんですね。薬局や病院で働く薬剤師さんとは、全く別の想像できない業界なのかなと思います。まず薬剤師になることが大変だったと思うんですが、学生時代はどのように勉強されていましたか?

菊池さん

そうですね。学生時代の定期テストでは、先輩や同級生から過去問を入手するところから始めていました。薬学部はとにかく試験科目数多いので、どうやって情報を入手するかが鍵だったと思います。先輩からもらうのか、同級生の男子生徒からもらうのか、常にアンテナを張って情報を入手していました。そのためにたくさんの人と仲良くするスキルも身につきましたね(笑)

医療系ライターけいた

そうですよね。薬学部は6年制のため勉強量も多いですし、過去問などを参考に試験対策を進めないと合格が難しいですよね。

菊池さん

はい、そうなんですよ。国家試験では『青本』という国家試験対策本があるんですが、6年生になったと同時に購入して、その後授業やゼミは『青本』をベースに対策を進めていました。勉強した内容を付箋にかいて、青本にとてつもない量を張って勉強していた記憶があります。薬学部なら、みんなやっていたのではないでしょうか(笑)  あと、私は要領が悪くて、自分で文章を書かないと理解できないことが多かったので、独自のノートにまとめていました。  そのノートは友達にも共有していたんですが、知らぬ間にクラス全員へ渡っていたこともあって(笑)もしかしたら見やすくまとめる力があるのかもしれません。(笑)

医療系ライターけいた

そうなんですね。勉強内容をノートにまとめることって結構難易度高いと思うんですが、その頃から今の業種にも活きるスキルがあったんですね!

菊池さん

はい。今でも仕事の中に資料作成が入ってくるので、内容をまとめて資料にする作業は比較的好きな業務に当たりますね。個人的には、元々人と話すことも好きなので、医療施設とのやりとりも得意で、「病院や薬局で働くよりは、自分に合っているな」と思います。

医療系ライターけいた

そうですよね。ほんと別業界で働く薬剤師さんという気がします。そんなちょっと変わった仕事内容ですが、仕事の必需品などはあるんでしょうか。

菊池さん

そうですね。私の場合、まず欠かせないのが『ポストイット』です。やることがどんどん出てくるので、常にメモを残して忘れないようにしています。あとは筆記用具やパソコンなど、業務をこなす上では必需品ですね!

医療系ライターけいた

医療施設とのやり取りとなると、一度にたくさんの情報を扱うことになると思うので、メモは必須ですね。  ところで気になったのですが、バリバリ仕事をこなしている菊池さんですが、何か生活する上で気をつけていることや、心がけてることはありますか?

菊池さん

心がけていることは、なるべくお金の無駄遣いをしないことですね。きっと社会人ならみんな気をつけてると思うんですが、外食を控えることやなるべく自炊をしています。

医療系ライターけいた

そうなんですね。社会人になって給料を貰い始めると、節約せずにたくさん使ってしまう人は多いと思います。何か菊池さんなりのオリジナル節約方法ってありますか?

菊池さん

そうですね。自炊関連でいうと、私の場合スーパーによって購入するものを分けています。お肉が安いスーパー、お魚が安いスーパー、野菜が安いスーパーなど場所によって使い分けています。  昼ご飯もお弁当を持参しているので、出費を抑えるように生活していますね。

医療系ライターけいた

すごいですね。普通近くのスーパーで買い揃えてしまいそうですが、菊池さんの節約の徹底ぶりが伺えます。節約したお金は貯金へ回しているのでしょうか。

菊池さん

はい。ほとんど貯金に回しています。というのも、投資や運用についてはあまり詳しくないので、今はしなくていいかなという感じです。怪しいものが多いし、今は手元に置いておく方が安心で良いかなと思っています。

医療系ライターけいた

確かに、世の中には詐欺の話などもありますもんね。時期が来たときに専門家へ相談するのがベストだと思います。まだまだ長い人生ので、少しずつ将来への準備も始めていけると良いですよね。

菊池さん

そうですね。今は自分のやりたいことに集中して、仕事もプライベートもどんどん充実させて行きたいです!

医療系ライターけいた

素晴らしいですね。今後も菊池さんのご活躍とても楽しみにしております!本日はお忙しい中たくさんのことを伺わせて頂いてありがとうございました!

まとめ

 以上がインタビューの内容です。いかがでしたでしょうか?

 薬剤師3年目として働く菊池さんでしたが、徹底した節約を行っており、貯金は多い時15万円も行っていたそうです。すごいですね。この記事を読んだあなた自身の生活と比べてみて、今後の生活をもう一度見直して見るのも良いかもしれませんね!

 Pharmastaでは、今後もインタビュー企画を進めていきますので、どんどん他の薬剤師の生活を一緒に覗いていきましょう!あなたの生活に役に立てば嬉しいです。

 それではまた!

ライター紹介

こんにちは、医療系ライターのけいたです。(Twitter:https://twitter.com/keita_lfu/ )普段はwebクリエイターとしてweb関連のあらゆることを担当し活動しております。また、hospassというメディアを制作しており、医療職の多様性についてもお届けしております。

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