そうですね、私は現在クリニックの門前薬局に勤務しておりますが、2020年1月末までは治験の会社で勤務しておりました。転職してすぐにコロナウイルスの騒ぎが広がった運びですね。当初は転職が取り消しになってしまう可能性があるのでは、と考え少し不安な気持ちもありました。2020年2月より薬局で働き始め、薬局ではやはり感染を気にして、カウンターにパーテンションを行うことや、店内の消毒や定時の手洗いなど感染対策が徹底されております。
コロナウイルスによる感染症拡大により、私たちの生活は大きく変化致しました。中でも医療の現場では、現在も緊迫した状況が続いており、リアルタイムで医療機関全体が感染対策や組織構築などを行っております。
テレビでは「夜勤帰りのタクシー乗車を拒否された。」「家族が身の狭くなる思いをしている。」などと報道され、医療職に対して世間の目が厳しくなったこともあるかと思います。
pharmastaでは、現場で働く薬剤師の方々のリアルな話を伺い、精神面・経済面・私生活の3つの観点から生活の変化について伺っていきます。
他の薬剤師の方々がどのような気持ちを抱きつつ仕事しているのか、他の医療機関の現状は一体どうなっているのかなど、参考にしていただけましたら幸いです。
今回の取材させて頂いた方は、東京都内にて薬剤師として調剤薬局で勤務している川田さん(https://www.instagram.com/tsuba.78/ )を取材させて頂きました。コロナウイルスによる現場の影響についてお話を伺っております。
今回の記事はインタビュー形式で作成しておりますので、下記インタビューの様子をどうぞご覧ください。
そうですね、私は現在クリニックの門前薬局に勤務しておりますが、2020年1月末までは治験の会社で勤務しておりました。転職してすぐにコロナウイルスの騒ぎが広がった運びですね。当初は転職が取り消しになってしまう可能性があるのでは、と考え少し不安な気持ちもありました。2020年2月より薬局で働き始め、薬局ではやはり感染を気にして、カウンターにパーテンションを行うことや、店内の消毒や定時の手洗いなど感染対策が徹底されております。
転職してすぐのコロナウイルスの蔓延だったんですね。確かに2020年2月ですと、徐々にコロナウイルス感染者が出てきたくらいの時期になるので不安でしたよね。患者さんの対応について、不安などはありましたでしょうか。
そうですね。薬局に来られる患者さんの対応では、感染対策を徹底しているので、特に不安はなかったです。緊急事態宣言当初はお客さんがとても減ったんですよね。コロナウイルスの正体が、医療従事者ですら中々掴めなかった状況で、外に出ることすら少なくなったんだと思います。 患者さんへの感染は絶対に避けないといけないですし、僕ら自身も感染には十分に注意する必要があったので、通常よりも緊張感を持って仕事へ取り組んでいました。
そうですよね。不安は感染対策を徹底して取り除けますけど、より一層の感染対策をするとなると、現場の緊張感は増しますもんね。 そんな中、コロナウイルスの影響で業務負担が増えたりなどの影響はありましたでしょうか。
業務負担に関しては特に増えることはなかったです。1回目の緊急事態宣言では薬局に来られる患者数が減ったので、むしろ空いた時間が多くなった印象です。2020年2月に入職したので、前年との比較が出来ないですが、周りの社員からも業務負担で騒いでいるようなことはなかったですね。
そうなんですね。他の薬局や医療機関では、コロナウイルスの影響により、組織運営形態が変わることや、人事異動、給料の変化などがあったと話を聞きますが、川田さんの薬局ではいかがでしたか。
そうですね、特になかったです。私個人的な人事異動はありましたが、コロナウイルスの影響というわけではなく、単に店舗移動したような形でした。また給料や賞与が下がったなども、私自身含め周りからも特に聞いていないです。
会社として落ち着いた中で仕事ができることは、とても素敵ですね。 このコロナウイルスの期間で、何か川田さん自身の私生活で変化はありましたか?
そうですね。私生活では外出が本当に減りました。外出の自粛制限もありましたし、職業的にも外出せずにこの時期を乗り越える意識が出ていたので、職場の方や友人と出かけることは無くなりましたね。 私個人の生活で一番変わったことは、食生活かなと考えています。今までは外食で食事の栄養など考えずに美味しい物を食べることが多かったですが、コロナウイルスに負けないよう、栄養面を考えて食事するようになりました。食事内容やサプリメントも検討して、薬剤師としての知識が、私生活にとても役に立っているなと感じます。
食生活の変化はとても良いですね。確かにウイルスに対しての免疫をつければ、今回のコロナウイルスにも負けない身体になりますし、日頃のちょっとした風邪も引かなくなりますしね。
はい、あとは自分の人生についても良く考えるようになりました。 この期間は外出がなくなった分、1人で過ごす時間がとても多くなり、本を読むことや深く自分を見つめ直すことが出来たんです。働き方にしても、僕ら医療職はオンラインの使い方や、より専門的で正確な知識の提供が必要になったと感じます。コロナウイルスの期間で、今後私がどのように仕事をしていけば良いかなど、多くの気づきがある時期でしたね。
そうですよね、この期間は本当に医療職のみなさんにとっても、自分を見つめ直す機会になったのではないかと思います。最後になりますが、このメディアを見ていただいている同じ医療職に向けて、何か応援のメッセージを頂けますでしょうか。
はい。そうですね。今のこの現状は永遠に続くことはないと思います。ですが、この現状が収まったからといって、コロナウイルス前に戻るかというと、それも違うと思うんです。 コロナが収まった先は新しい環境になり、私たちはその環境に合わせていく必要があると考えています。僕たち医療職はもっとオンラインを有効活用しないといけないと思いますし、より専門的な知識を学ばないといけないですし、この時期をバネに、より大きくなった自分自身を武器にして、一緒に乗り越えていきたいと考えています。
ありがとうございます。そうですね。この期間を超えた先で、また新しい環境に適応して、今自分たちにできることを1つ1つ取り組んで進んでいけるように、無理せず乗り越えていきましょう。
以上がインタビューの内容になります。いかがでしたでしょうか?
今回は薬剤師としてクリニックの門前薬局で勤務している川田さん(https://www.instagram.com/tsuba.78/ )を取材させて頂きました。
まずはあなたの健康を第一に考え、感染対策を徹底しつつ生活していきましょう。医療の最前線で活躍しているみなさんに本日も感謝を申し上げつつ、明日からも未来に向けて1つ1つ取り組んでいきましょう。
こんにちは、医療系ライターのけいたです。(Twitter:https://twitter.com/keita_lfu/ )普段はwebクリエイターとしてweb関連のあらゆることを担当し活動しております。また、hospassというメディアを制作しており、医療職の多様性についてもお届けしております。
本日はお忙しい中、インタビューにご対応いただき本当にありがとうございます。まず初めにお聞きしたいことなんですが、コロナウイルス流行により川田さん自身の精神的な変化について、伺わせていただいてもよろしいでしょうか。