2021.5.17
特集

【現役薬剤師 / 取材記事vol.4】将来についてCROで働く薬剤師に聞いてみた!

 今回の企画は【実際に現場で働く薬剤師さんは、一体どんなことを考えて働いているのか】をテーマに、生活の仕方や将来について、お金についてどのように考えているのか、取材調査させていただきました。

 私たちの生活は今やコロナウイルスの影響もあり、将来を不安に思っている人も少なくないと思います。周りの友達や、他の薬剤師はどのようなことを考えて生活しているのか、気になることが多いのではないでしょうか。

 今回Pharmastaでは、そんな悩みを少しでも解決できるよう、日常のあらゆる項目について、生の声を取材して参りました!

 取材では主に

  • 職場での必需品、こだわりの仕事用具
  • これは職業病だなと思うところ
  • 現在の生活費内約について
  • オリジナルの節約方法
  • これからチャレンジしたい、してみたい投資や運用

 などを伺っております。ぜひ今後のあなたの生活に役に立つよう、参考にしていただけましたら幸いです。

今回の取材させて頂いた方は、たいしさん(Twitter:https://twitter.com/taishi_pharmacy)になります。たいしさんは現在薬剤師免許を取得してから、医薬品開発業務機関(以下、CRO)に5年間勤めております。

今回の記事はインタビュー形式で作成しております。下記インタビューの様子をどうぞご覧ください。

医療系ライターけいた

では早速よろしくお願い致しますー!早速なんですが、現在はどのような生活をされていますか?

たいしさん

はい、よろしくお願い致します!現在はCROという業種で主に医薬品開発の業務に携わっております。彼女と2人で暮らしており、社会人としては5年目になりますね。

医療系ライターけいた

CROという職業なんですね!薬剤師の中でも結構珍しい職業なのではないでしょうか?

たいしさん

そうですね。薬剤師の方は主に病院や薬局へ就職されると思うんですが、医薬品開発業界へ就職しました。

医療系ライターけいた

そうなんですね。そんなたいしさんに今日はたくさんのことを伺いたいんです。  まず初めになんですが、珍しい業種ということもあり、みなさんどんなことをするのか気になるのと思うので、具体的な仕事の内容を教えていただいてもよろしいでしょうか。

たいしさん

はい。具体的な仕事の内容ですが、主に医薬品開発の進捗や管理を行っています。開発に協力していただいているドクターさんや、これから開発に協力していただいく病院の方々との連絡業務が主に多いです。それに伴い資料作成なども行います。  新薬のプロジェクトであったり、新しい企画周りの仕事もさせて頂いており、毎日新鮮な気持ちで仕事しています。

医療系ライターけいた

医薬品の開発となると、患者さんを含めた密な連携と膨大なデータをまとめることなど、結構忙しそうな印象です。  何かこの仕事を行う上で、これはあった方がいいや必需品などはありますか?

たいしさん

そうですね。現在はコロナウイルスの影響もあり、リモート環境なので業務になります。なので、デスクワークに適している椅子やセカンドモニター、トラックボールマウスなどのパソコン周辺機器にこだわってますね。  特に、トラックボールマウスを使ってる人少ないんですけど、パソコンで仕事している人なら効率が爆上がりしますよ。肩への負担も少なくなりますし全然違います。  あとは取引先に訪問することもあり、外出時のカバンにもこだわってます。『aer』のカバンなんですが、リュックにも手持ちにも出来て利便性が良いですし、ポケットも多いので機能性も抜群です。  リモート環境でリラックスしたい時には、マッサージ機や空気清浄機も使ってますし、コーヒーも自分の好きなものを選んで飲めるので、リモート環境の充実は欠かせないですね。

医療系ライターけいた

とても充実した環境で仕事しているイメージが沸きました(笑)リモート環境になると、椅子に座ることがほとんどになってしまい、身体にも負担がかかりますもんね。確かにパソコン周辺機器やリラックスグッズは、自分の好きなものを選ぶと、仕事の効率も上がって良いですね。  続けて聞いていきたいことがあるんですが、たいしさんの働いている環境として、『何か職業病だな。』と感じることはありますか?私は前職の理学療法士の時に【前を歩く人の歩き方を観察してしまう。】ことが職業病だったんですが…。

たいしさん

そうですね。外資系CRO(医薬品開発)に勤めているので、意識高い系ビジネスマンが使う英語ワードをよく使ってしまいます。ASAPとかdue dateとかissueとかcounter partとかagendaとかtrackとか…。会議で『それagreeです!』など発言する方もいて、『日本語で言えばいいのに…。』といつも思います。  僕個人としてもたまーに使ってしまう部分があって、自分を嫌いになる瞬間がありますね(笑)日常的には使わないように、注意しています(笑)

医療系ライターけいた

横文字の英語ワード(笑)気持ちわかります。日本語では表しにくいニュアンスを英語だと網羅してくれるんですよね。僕も時々使ってしまいますね、『agenda』とかは特に…(笑)  ちなみになんですが、外資系企業となるととても忙しい印象なのですが、現在の仕事とプライベートの割合はどの程度ですか?

たいしさん

そうですね。実は現在仕事の他にも活動していて、仕事以外の時間は副業に費やす時間が多いです。彼女とは最近同棲を始めたので、お互いに仕事を頑張りつつ、時間を共有しています。

医療系ライターけいた

同棲されているんですね。ちなみになんですが、生活費などはどのようにされているんですか。お伝えいただける範囲で教えてください!

たいしさん

そうですね。同棲しているので家賃は2人合わせて15万、光熱費1万、食費4-5万、交通費0円、通信費1万、娯楽費3万程度で生活しています。  節約のコツとしては、食事は仕事休みの方が準備するなどして工夫し、家電で良いものを揃え時短していますね。ホットクック、食洗機、ドラム式洗濯乾燥機、ルンバなど、家事の時間を減らすための先行投資して自動化すると、家事分担などの喧嘩もなくておすすめですよ(笑)

医療系ライターけいた

なるほど…。確かに家事の時間を家電で短縮できたら、その分仕事やプライベートの時間も取れますもんね!大事な先行投資ですね!  今投資という言葉が出ましたが、何かお金の面でも投資など行っていますか?

たいしさん

はい、現在は積立NISA経由でインデックスファンドに入れている状況です。ただ、30歳までは自由に動かせるお金を手元に置いておきたいので、金融資産への投資は最低限に抑えてます。  投資を始めたきっかけは、職場の飲み会で上司勧められたことが始めですね。あまり詳しくはないので、他の金融投資についてはあまり考えていなんですが、時期が来たらやらないとなと考えています。

医療系ライターけいた

職場での会話から投資の話になるって結構びっくりです。さすが外資系企業という印象をうけました。  先ほど『副業』という言葉も聞かれましたが、どんなことをされているんでしょうか。

たいしさん

はい。現在は『note』と『YouTube』に取り組んでいます。『note』では今までの自分の体験を文字に起こして、自分の体験や思ったことなどが、誰かの役に立てばいいなと考えているところで、有料記事なども書いて販売しています。  『YouTube』では【Vyond】というアニメーションソフトを使用して、薬剤師知識を5分程度の動画にまとめてチャンネルを運用してます。チャンネル名は『YouTube薬局』で大学の友達3名で取り組んでいますので、見ていただけたら嬉しいです。

医療系ライターけいた

素晴らしいですね。仕事も忙しい中で、自分自身への投資も忘れずに活動されているたいしさんの話を伺って、私も身が一層締まりました。

たいしさん

ありがとうございます。時間は有限ですし、会社は自分を守ってくれない時代になっていきているので、【投資】については、時間もお金も将来に繋がるように考えていきたいです。

医療系ライターけいた

 そうですよね。時間もお金も生活する上で、とても重要なことですので、常に考えて生活していきたいですね。  たいしさんのご活躍、今後ともぜひ応援させてください!本日はお忙しい中本当にありがとうございました!

まとめ

以上がインタビューの内容です。いかがでしたでしょうか?

 薬剤師5年目として働くたいしさんでしたが、すでに投資や副業などについても考えていて、驚くことがたくさんあったのではないでしょうか。自身の生活と比べてみて、今後の生活をもう一度見直して見るのも良いかもしれませんね!

 Pharmastaでは、今後もインタビュー企画を進めていきますので、どんどん他の薬剤師の生活を一緒に覗いていきましょう!あなたの生活に役に立てば嬉しいです。

それではまた!

ライター

こんにちは、医療系ライターのけいたです。(Twitter:https://twitter.com/keita_lfu/ )普段はwebクリエイターとしてweb関連のあらゆることを担当し活動しております。また、hospassというメディアを制作しており、医療職の多様性についてもお届けしております。

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