私は市立病院で働く薬剤師として、過去にこのようなことに悩んでいました。
ですが今では投信信託をスタートしたことで、心に余裕を持って働くことができています。
忙しいからといって、投資を始めないのはもったいないです!
この記事では薬剤師である私が、
を丁寧に解説します。
私が働く市立病院はいわゆる「ブラック病院」です。
患者さんの対応や上司からの指示に追われる毎日。残業なんて当たり前。
ただでさえ激務な上に、毎週開催される欠席禁止の勉強会。
予習をしてから参加しないと、同僚から白い目で見られてしまいます。
また私生活を犠牲にしてまで勉強しているのに、上がらないお給料。
それどころか、私の周りではコロナ問題で給料が下がってしまった薬剤師も多くいます。
私の務める病院でも、経営が危うくなり、薬剤師のボーナスが大幅カットされました。
病院の経営陣は「医師や看護師には辞められると困る」と言って、専門職のボーナスカットにはなかなか踏み切らない。
しかし薬剤師だけは事務員などの非専門職と同じ扱いで、躊躇なくボーナスカットされました。「チーム医療」の中で重い責任と長時間労働が課せられているのは、薬剤師も同じなのに。
今この状況になって、「投資を始めておいてよかった!」と実感しています。
本業だけでも忙しいのに、投資の勉強を始める余裕なんてありません。
だから、毎月のお給料は「とりあえず貯金」として銀行口座に入れるだけ。
それをチマチマと引き落として使う日々。
金利0.01%の普通預金では、頑張って貯金をしても増える金額なんて雀の涙。
せっかく稼いだお給料は生活費としてあっというまに消えてしまう。
「とりあえず貯金」では、将来への不安は募る一方でした。
最初のステップとしておすすめの投資があります。
それは、投資信託。
投資を始めるためには、時間をかけて情報収集をするのが当たり前というイメージがありますよね。
しかし投資信託は違います。業務に追われる薬剤師でも、労力をかけずに始められるんです。
投資信託では、運用のプロが出資者から集めた資金をひとまとめにして投資・運用を行います。
その結果出た利益が出資者に分配されることになります。
その魅力はなんといっても、ほったらかしでOKというところ。
株式の選定や配分といった、時間も手間もかかる作業を勝手に行ってくれるので、忙しい薬剤師にぴったりなんです。
投資信託にはインデックス投資とアクティブの2種類があります。
インデックス投資とは、日経平均株価やSP500などの株価指数にしたがって、機械的に投資をする手法です。
その値動きは市場平均と同じようになります。
アクティブ投資とは、投資のプロが銘柄の選択や配分を選ぶことで、日経平均株価やSP500などの株価指数を上回る値動きを目指します。
インデックス投資はリスクも手数料も低く、時間をかけて資産を形成するのに適した投資です。
株価指数に応じて自動的に最適な投資が行われ、毎日一つ一つの株価をチェックする必要がないため、ほったらかしでできるお手軽な投資です。
手軽ながらも、複利効果を活用すれば、年5%程度の利率が狙えてしまうんです。
もちろんゼロリスクとはいきませんが、貯金からの第一歩として最適な投資だと思います。
多忙な薬剤師に特におすすめです。
一般的には、投資で得た利益の20%は税金として国に取られてしまいます。
しかし今、国が経済の活性化のために用意したお得な制度があるんです。
それが「NISA」と「つみたてNISA」
この制度を利用すれば、なんと毎年一定の金額まで、投資が非課税になるんです。
つみたてNISAなら年間40万円までの投資が非課税になります。非課税期間は20年間という長期。
ほったらかしの投資運用を想定した制度で、購入できるのは投資信託だけです。
しかも、つみたてNISAの商品は国が定めた基準を満たすものだけ。それだけ安全性が高いんです。
毎月一定の金額分をこつこつと積み立てるのにぴったりの投資です。
NISAでは毎年120万円の非課税枠が与えられます。
つみたてNISAと違って、投資信託だけでなく個別の株式を買うことができるので
例えば「スギ薬局の株を買いたい!」などピンポイントで買いたい株がある場合はNISAにしたほうがよいでしょう。ただし、非課税期間が5年間と短いことに注意です。
数年前に話題になった「老後2000万円問題」はご存じですよね。
金融庁の報告によると、65歳で退職してその後30年間生き続けると想定したとき、老後資金が2000万円ないといけないという話です。
当時は「貧困層の話だから、自分には関係ない」という印象を抱いていました。
しかしコロナで病院薬剤師のお給料は下落の一途。この問題が身近に感じられるようになってきました。
今の職場で働き続けるつもりはないし、仮に定年まで働いたところで、退職金は引き下げられているでしょう。
病院薬剤師でも、貯金だけでは老後は厳しい。退職金だけでは、食べていくことすら危うい。
私と同じように感じている薬剤師は多いのではないでしょうか。
それに加えて、病気の治療費や老人ホームの費用など、問題は山積みです。
今の収入では、まともな老後生活など想像できません。
先程も触れましたが、老後が不安だからと貯金をしたところで、金利は普通預金でたったの0.01%
その一方で日本銀行が掲げる物価上昇率は年2%です。
このようなインフレリスクに対して、貯金という手段では対応できません。
貯金をするほど、その価値は目減りし続けてしまうのです。
今後も物価上昇が想定される現在の状況では、インフレに対応するための資産運用が必須だと思います。
将来への不安を払拭するために、投資することをおすすめします。
国のお得な制度「NISA」「つみたてNISA」もあるので、積極的に活用しましょう。
これらの制度について、後の記事で詳しく解説を行っていきます。
大切な貯金が目減りしてしまう前に、今すぐ第一歩を踏み出しましょう!