2022.1.21
将来の備え

薬剤師にも必要!本気で資産形成について考えよう!

最初に、この記事を読んでくださっている皆さんに質問です。
あなたは、将来のお金について不安はありませんか?
「薬剤師の資格があれば、生涯安定して働く事ができるからお金は安心だ!」そう思っている人も多いと思います。
ただ、本当にそうなのでしょうか?
2045年には薬剤師は供給過多になる事が予想されています。そうなると雇用は不安定になるかもしれません。さらに、終身雇用の破綻・超高齢化社会に伴う社会福祉費の増大など、今後の日本には問題が山積みです。
あなたが子供の頃には想像もしていなかった便利なツール「スマートフォン」が今では当たり前のように普及しています。社会とは常に時間をかけて変化しているものです。
その変化にうまく適応しながら、準備をしている人が今後の社会もうまく乗り切れると思います。

今回の記事では、

・お金持ちはどんどんお金持ちになる理由
・そもそも資産形成とは?
・薬剤師が資産形成に踏み出せない理由
・貯金のメリット、デメリット
・投資について考える

というテーマで薬剤師の資産形成について考えていきたいと思います。
この記事を読み資産形成について考え、実際に少しでも資産形成への行動をしてみましょう。

お金持ちはどんどんお金持ちになる理由

「お金持ちの人は、よりお金持ちになりやすい」という事実を聞いたことはありますか?
お金持ちはどうして、よりお金持ちになるのでしょうか?
その答えは、お金持ちはお金に働かせる事を知っているからです。
例えば、あなたが1ヶ月働いて30万円、1年間で360万円収入を得ているとしましょう。
そこから毎月10万円 、年間で120万円のお金達をA社へ出稼ぎに出します。
さらに、A社では預けたお金の5%の給料を払ってくれるとします。
つまり、「120万円(A社に預けたお金)×5%=6万円/年」(税金は考慮していません。)
毎年お金達が6万円稼いでくるのです。
お金持ち達はこの仕組みを理解して使っているからお金がどんどん増えていくのです。
今回は120万円の例ですが、1000万円預けていれば50万円、1億円なら500万円です。
このようにお金持ち達はお金を働かせるという適切なリスクを把握することで、「資産運用」をうまく利用して「資産形成」をしているのです。

そもそも資産形成とは?

「資産形成」という言葉を聞くと、「怪しいのでは?」と身構える人もいると思います。
資産形成とは自身の資産を0から形成していく事です。
つまり、皆さんに馴染み深い「貯金」も資産形成の一つです。
また、「投資」も資産形成の一つに当てはまります。
「資産形成」という単語でみなさんが怪しいと思うのは「投資」をイメージしているからでしょう。
投資が本当に怪しいものかは記事の後半で説明しています。

薬剤師が効率的な資産形成に踏み出せない理由

薬剤師はお金に関する知識を得る機会が少ないです。
なぜなら、お金について学校で学んだわけでもなく、薬剤師として働く中で磨かれるわけでも無いためです。
自分で興味を持って学ばない限り、知識を得る機会が無いというのが現状だと思います。
薬剤師は大学時代から医療に特化した教育を受けています。これはもちろん医療現場で活躍するためにはとても重要な事です。
さらに、毎日の通常業務に加えて、知識のアップデート、研修・学会など薬剤師は本当に忙しく過ごしています。
時間が無いからこそ、隙間時間の利用や効率的な情報収集によって計画的に将来のための資産形成に取り組む必要があります。

貯金のメリット、デメリット

資産形成の中で比較的みなさんが取り組んでいる方法に「貯金」があると思います。
そこで、貯金のメリット・デメリットについて考えていきたいと思います。

貯金のメリットは大きく3つ挙げられます。

・流動性が高い
「流動性が高い」とは必要になった時に現金化しやすいということです。
貯金であればATMを利用することで、いつでも現金化できます。

・手間が少ない
貯金は口座さえ作ってしまえば、あとはそこにお金を置いておくだけと手間が少ないです。

・変動が少ない
日本の経済に合わせて日々貯金額が変動することはありません。
100万円預けていたら、使わない限り次の日に50万円になることは無いです。

次に貯金のデメリットについて説明していきます。

・インフレ対策ができていない
「インフレ」とは物の価値が上がってお金の価値が下がることです。
日本銀行は「インフレ率2%」つまり、毎年お金の価値が2%ずつ減っていく事を目指しています。
それに対して、通常預金の金利は0.001%程度と非常に低いです。
つまり、通常預金のみではお金の価値が毎年減ってしまいます。

・金融機関が破綻するリスク
銀行が破綻した場合、あなたのお金はどうなるかご存知ですか?
保証されるのは1000万円+利息までです。
それ以上の預金は現段階では保証されません。


以上のメリット・デメリットを踏まえると現在の生活資金には貯金が使い勝手もよく優れていますが、老後資金等将来のお金を貯める方法には貯金が向いていない事がわかります。

投資について考える

では、老後資金はどのように蓄えていくと良いのでしょうか?
ここで必要になるのが「投資」です。
投資には株式、債券、不動産、FXなど様々な種類があります。
「投資」といえば「ギャンブル」と思う方もいると思います。それは適切なリスクについて考えられていないためです。
投資にも「リスクが高いもの」と「リスクが低いもの」があります。
その中から、自分に見合ったリスクを取る必要があります。
例えば、100万円を明日までに倍の200万円にする場合と、30年後までに倍にするという場合では全くリスクが違います。
前者の場合、ギャンブル性が非常に高いですが、後者の場合、ギャンブル性は低くなります。
あなたの目標に見合った適切なリスクを取る事が投資では重要です。

まとめ

安定な老後を過ごすために、日々忙しく過ごしている薬剤師も将来に対してしっかり備えておく必要があります。

そこで今回の記事では

・お金持ち達は適切なリスクの取り方を知っている
・資産形成は怪しいことでは無く必要不可欠な考え方である
・薬剤師は忙しいため、効率的にお金について学ぶ必要がある
・現在の生活資金を貯めるには貯金が適している
・将来の資産を作るためには投資が優れている
・適切なリスクを把握していないと投資はギャンブルになる

という事を解説しました。

この記事をきっかけに資産形成について真剣に考えてみましょう。
最後まで、記事を読んでくださりありがとうございました。

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