2021.10.11
将来の備え

薬剤師が副業をするとしたら?後編~薬剤師が選ぶ他の仕事~

薬剤師の苺大福です。前回は「薬剤師が副業をするとしたら?前編~薬剤師が選ぶ他の仕事~」にて、我々薬剤師が副業をするとしたら何があるか、どのように働くかを論じて参りました。

今回は後編と題して、薬剤師にオススメの在宅ワークについてご紹介します。昨今のコロナ事情により、社会全体が「可能ならば在宅ワークをする」流れになっています。薬剤師も可能な在宅ワークはあるのでしょうか?

薬剤師に求められる在宅ワークの種類

「薬剤師は病院や薬局などの医療機関に出勤しないと、そもそも仕事にならないのではないか。」と思われる方は多いでしょう。しかし薬剤師のスキルを活かした在宅ワークは昨今たくさん存在します。医学、薬学の知識を医療現場ではない部門でも必要とされているのです。具体的には、どのような在宅ワークがあるのでしょうか。

薬剤師にオススメ在宅ワーク。王道3種類

「薬剤師ならでは」の在宅ワークのオススメを3種類ご紹介しましょう。次に挙げる3種類の在宅ワークは、昔から定着している副業です。

「withコロナ時代だから」「令和の時代だから」などの時代背景関係なく、いつの時代も一定数の仕事が見込まれています。

今回は副業ということでご紹介していますが、いずれも本業としてご活躍されている職種であることを念頭に入れつつご参考になれば幸いです。

webライター

この記事の筆者である私も薬剤師でありながら、副業としてwebライターを名乗っております。仕事量や報酬は各媒体やクライアントによって大きく変わってくるとは思います。

薬剤師がwebライターで活躍できる分野として、医療や健康、医薬品分野はもちろん化粧品などの美容分野も参入しやすいでしょう。

薬剤師であれば薬機法(旧・薬事法)の知識も有しているハズです。お忘れの方は教科書を読み直してみて下さい。薬機法に注意しながらセールスライティング、企業の広告の薬機法チェックを受けるのも良いでしょう。業務の幅が広がるだけでなく、報酬の単価も跳ね上がること間違いナシでしょう。

このように薬剤師としてwebライターを経験することで、普段決して見ることのできない企業やメーカーの広告の裏側を垣間見ることができます。自身にとっても勉強になります。

報酬の相場ですが、webライター自体はピンキリで1文字1円を割ってしまう案件も多数目にします。しかし誰もが書ける記事ではなく、専門記事であればあるほど報酬は高く薬学の専門記事で1文字3円は通常であり、1文字5円以上も夢ではありません。

日々自己研鑽を積む必要はありますが、立派な副業になるかと思います。

メディカルライター

メディカルライターは医薬品開発に関する文書作成で、主に厚生労働省に薬事申請をする際に活躍します。自身の書いた文章が新薬開発に大きく貢献できることが、メディカルライターの醍醐味なのではないでしょうか。

メディカルライターは企業に就職する場合が多数ですが、実力次第ではフリーランスなどの業務委託契約が可能です。その場合はかなりの高スキルが要求され、医学や薬学に精通していることはもちろん、英語論文を読み込む語学力やプロトコル作成なども難なく可能であると良いでしょう。

薬剤師の誰もが簡単にこなせるわけではなく、かなり専門性が高い仕事です。その分、高報酬も見込まれます。

医療翻訳家

医薬品や医療機器に関する論文や新薬申請の際の翻訳、学会資料、海外の症例などを翻訳する仕事です。業務はかなり多岐に渡ります。語学力はもちろん、こちらも医学や薬学に精通していないと務まりません。通常の翻訳よりもかなり難易度が高いと言われる医療翻訳ですが、語学力が堪能な薬剤師であれば道は開けるかと思います。ただただその文字通りに翻訳するのではなく、最新の医療の知識に照らし合わせながらの翻訳が求められます。こちらも高スキルが必要ですが、一般の翻訳家より高報酬が見込まれるでしょう。

薬剤師インフルエンサーとして活躍する

SNSが急速に発達し、「インフルエンサー」という単語も定着した令和のこの時代です。インフルエンサーになって企業の広告塔になり、報酬を得る薬剤師が驚くべきことに増えてきました。

インスタグラマー、ユーチューバーと言ったSNSで大きな影響力を持つ人々を、昨今では「インフルエンサー」と呼びます。インフルエンサーはひと昔前で言うと読者モデルのような立ち位置なのでしょう。「憧れの芸能人はほど遠い存在だけど、インフルエンサーなら親近感が湧く」「あのインフルエンサーがインスタにアップしていたメイク落とし、良さそうだから試してみたい!」など、インフルエンサーの動向をSNSでチェックします。企業側はテレビCMを流すよりもインフルエンサーに宣伝してもらう方が費用対効果として大きい場合もあります。最近の風潮は「個人のキャラクター作りをいかにするか」に尽きるのでしょう。

薬剤師であることを強みにして、インスタグラムで医薬品の使い方をわかりやすくキレイに発信したり。ユーチューバーとして顔出ししながら、薬剤師として薬の使い方を丁寧に発信したり。地道にコツコツ発信することでフォロワーやファンが増えてきて有名になれれば、誰でも立派な薬剤師インフルエンサーです。企業などから「この商品を実際にあなたに使ってもらい、使い心地を発信して欲しい」などと言った問い合わせがくるようになるかもしれません。

フォロワー数によって報酬が決まる場合が多いそうですが、一度の広告案件でたくさん報酬がもらえるなんて夢があります。

ユーチューバーの場合はチャンネル登録者数によって、ブログはクリック数などによって、それとは別に広告収入が入ります。

インフルエンサーは企業にも我々一般人にもそれだけ注目されている存在であると言えます。

これを読んでいるあなたも、何かでご自身をブランディングしてインフルエンサーを目指してみてはいかがでしょうか?薬剤師というだけで、かなり高いアドバンテージになりますし、キャラ作りもしやすいのではないかと思います。

薬剤師インフルエンサーの実例1【20代前半女性】

この記事の筆者である私が注目している薬剤師インフルエンサーのうちのお一人目です。まだ20代前半とお若い薬剤師ですが、彼女のノートのキレイさは圧巻です。学生時代からご自身の勉強したノートをインスタにアップ。色とりどりのマーカーに付箋、そしてキレイな文字。わかりやすい図。どれを取っても芸術性が高く、2021年5月現在でインスタのフォロワー数は3万人いらっしゃいます。実際に受けていらっしゃるかは不明ですが、様々な企業案件や高報酬の案件のお誘いがきていることは間違いないでしょう。

私も彼女のアカウントをフォローさせて頂き、彼女のキレイなノートを拝見しながら日々勉強している次第です。

インフルエンサー薬剤師の実例2【30代後半男性】

もう一人の薬剤師インフルエンサーは30代後半男性です。筆者はこの方もフォローさせて頂いております。薬剤師向けに医薬品情報、使い方、こんな時どうしたら良いのかなどを現場目線で丁寧に解説して下さっています。インスタのフォロワーは何と10万人超え!

他にもツイッターやブログも精力的に更新されていて、時折PR案件をこなしていらっしゃいます。

インスタのフォロワーが10万人を超えていれば、恐らくブログも沢山の方に読まれていることが予想されます。固定ファンの存在は大きいです。

どちらのプラットフォームもしっかり収益化されていることでしょう。副業としては十分過ぎるほどの収入があることが予想されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。薬剤師のオススメ在宅ワークは時代が変わっても不変な職種と、まさに時代の最先端的な職種があることがおわかり頂けたかと思います。

在宅ワークとなると、「自宅で好きな時にできる」「出勤しなくて済む」などお気楽なイメージが先行しやすいですが、そうでもありません。れっきとした「仕事」であることには違いないのです。インフルエンサーの方々も一つ一つの発信はかなり丁寧に作り込んでいらっしゃると思います。企業案件をする際は、その企業の看板を背負うのです。確かにキラキラした華やかなイメージはありますが、かなりの創意工夫をしながら戦略的に発信されているかと思います。

いずれの副業をするにせよ、クライアントやフォロワー、ファンなど、その先には必ず相手が存在します。相手の立場を思いやるような仕事をしていきたいものですね。

NEXT 女性薬剤師必見!妊娠・出産と税金
PREV 薬剤師へのiDeCo解説